【セントライト記念】クリンチャー巻き返しへ!及第点12秒2
とにかく前での競馬になる
ダービーではハナすら奪えず、不完全燃焼の13着に終わったクリンチャーが秋の巻き返しを狙う。最終追いはCWコース単走でしまいしっかり追われ、6F81秒1~1F12秒2と上々の時計をマーク。これが前走以来の手綱だった藤岡佑は及第点のジャッジだ。
「使って良くなるタイプではあるけど、フレッシュですね。最後は苦しくなったからステッキを入れたけど、この1本で良くなると思う。ここから力感が出てくれば…という感じです」
今回と同じく中山が舞台だった皐月賞では、好位から踏ん張って0秒3差の4着。「中山に替わるのはマイナスじゃない。スタミナ勝負の方がいいですね」と展望する。戦法は決め付けず、枠や相手の出方次第で柔軟に対応する方針だが、宮本師は「とにかく前での競馬になる」ときっぱり。今度こそ持ち味を生かし切り、菊花賞が楽しみになるトライアルとしたい。