ダービー馬レイデオロ、オークス馬ソウルスターリング
秋のローテーション決まる
今年のオークス、日本ダービーをそれぞれ制した藤沢和厩舎のソウルスターリング(牝3)、レイデオロ(牡3)の秋のローテーションが決まった。2日、函館競馬場で藤沢和調教師が明らかにしたもの。
ソウルスターリングはGII毎日王冠(10月8日=東京芝1800メートル)で始動し、GI天皇賞・秋(同29日=同芝2000メートル)が目標になる。一方のレイデオロはGII神戸新聞杯(9月24日=阪神芝外2400メートル)からGIジャパンC(11月26日=東京芝2400メートル)が有力。ソウルについて藤沢和調教師は「まずトライアルを使ってからになるが、うまくいかなかった場合は牝馬同士(秋華賞)も考えたい」と含みを持たせたが、レイデオロに関して「菊花賞はない」と明言した。
現在は、ソウルスターリングは山元トレセン(宮城県)、レイデオロはノーザンファーム天栄(福島県)でそれぞれ放牧中。2頭ともに8月中の帰厩を予定している。
両馬の主戦を務めるルメールは「ソウルは跳びが大きくて長くいい脚を使う馬。東京の千八、二千はちょうどいい。二四も牝馬同士なら大丈夫だけどね。レイデオロも休み明けなので3歳同士のGIIは負担が軽くていいと思う。菊花賞の距離は長いかもしれない。二千でも皐月賞(5着)は中山で難しかったけど、いい瞬発力を使えたから東京なら問題ない」と見通しを話した。