3連複formation全頭流し!

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【マイルCS枠順】エアスピネルは6枠11番 イスラボニータは6枠12番

第34回マイルチャンピオンシップ

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秋の最強マイラー決定戦GI「第34回マイルチャンピオンシップ」(19日=日曜、京都芝外1600メートル)の枠順が17日午前、以下のように決まった。

 昨年の3冠レース(皐月賞=4着、ダービー=4着、菊花賞=3着)ではタイトル獲得にあと一歩及ばずも、4歳を迎えた今年は1月の京都金杯GIII)に続き前哨戦の富士S(GIII)を制すなどベストのマイル戦で悲願のGI制覇に挑むエアスピネル(ムーア騎乗=栗東・笹田厩舎)は6枠11番からスタートする。

 2014年皐月賞馬で、このレースに勝てばアドマイヤコジーン(3年5か月19日)を抜いてGI競走の最長間隔勝利記録更新(3年6か月29日)となるイスラボニータルメール騎乗=美浦・栗田博厩舎)は6枠12番に入った。

 史上3頭目スプリンターズS連覇を達成し、今度は史上8頭目のJRAスプリント&マイルGI双方制覇がかかるレッドファルクス(C・デムーロ騎乗=美浦・尾関厩舎)は4枠7番、今年の安田記念覇者で15年モーリス以来史上7頭目の同一年春秋マイルGI制覇を目指すサトノアラジン(川田騎乗=栗東・池江厩舎)は3枠5番、JRAのGIで9戦連続3着以内のM・デムーロが鞍上のペルシアンナイト(栗東・池江厩舎)は8枠18番となった。

 なお、このレースは18日(土曜)から前売りが開始される。

★「マイルチャンピオンシップ」枠順と騎手(レーヌミノルは54キロ、アメリカズカップ&サングレーザー&ジョーストリクトリ&ペルシアンナイトは56キロ、他は57キロ)★

【1枠】 1番 ブラックムーン   アッゼニ
【1枠】 2番 アメリカズカップ  松山
【2枠】 3番 ヤングマンパワー  石橋
【2枠】 4番 サングレーザー   福永
【3枠】 5番 サトノアラジン   川田
【3枠】 6番 ダノンメジャー   北村友
【4枠】 7番 レッドファルクス  C・デムーロ
【4枠】 8番 マルターズアポジー 武士沢
【5枠】 9番 レーヌミノル    和田
【5枠】10番 クルーガー     シュタルケ
【6枠】11番 エアスピネル    ムーア
【6枠】12番 イスラボニータ   ルメール
【7枠】13番 グランシルク    田辺
【7枠】14番 ガリバルディ    岩田
【7枠】15番 ムーンクレスト   藤岡佑
【8枠】16番 ウインガニオン   津村
【8枠】17番 ジョーストリクトリ 武豊
【8枠】18番 ペルシアンナイト  M・デムーロ

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サトノアラジン川田騎手「天気が一番気になります」/マイルCS共同会見

天皇賞の疲れはない

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サトノアラジンに騎乗予定の川田将雅騎手

――天皇賞(秋)はすごいコンディションでしたね。
川田 そうですね。えぇ…、とんでもない馬場状態だったので。少しでも雨が降るといい走りをするのが難しい馬なのであれだけの馬場になってしまうと想像していた以上に走ることが困難でした。

――ちょっと馬にはかわいそうなコンディションでしたね。
川田 はい、かなりかわいそうなコンディションでした。

――着順的にも、やはり度外視していいでしょうか?
川田 はい、全く走ることができなかったので馬券を買ってくれていたお客さんには申し訳ないですが、繰り返しますがああいう馬場を走れる馬ではないので本当にかわいそうだったと思います。

――さて、中2週で仕切り直しです。今朝の追い切りには騎乗されましたか?
川田 はい。いつものアラジンのパターンで乗りました。3頭併せだったので、一番後ろから追走しながら最後はストレッチするようにと。

――感触はいかがでしたか?
川田 天皇賞の疲れはないということでしたし、そういった疲れを感じることはなかったです。順調にここまでこれたのでは、と思います。

――状態はどう感じましたか?
川田 天皇賞のときは本当に素晴らしい状態ではありました。休み明け1回使って天皇賞をあの馬場で走って、その後もいい状態を維持できていると思います。

――前走からいい意味で平行線ということでいいでしょうか?
川田 はい。

――コンビを組んで1年半が経ちます。変わったところは?
川田 特にありません。あの時から素晴らしい馬でしたから。

――すっかり成熟、完熟した状態だとみてよろしいでしょうか?
川田 そうだと認識しています。

――京都のマイル戦です。条件的にはどうでしょうか?
川田 コース形態から東京のマイルが一番合うというのは間違いありません。しかし、昨年も1枠というこの馬にとっては苦手な枠での競馬でしたが、直線まではいいリズムで走ることができました。結果は残念なこととになってしまいましたが、今年はよりいい内容で走れるように今年は期待しています。

――体調面は1年前と比べてどうでしょうか?
川田 特に遜色ありません。順調にきていますので。

――理想の展開、理想の枠順は?
川田 これも常々言っていますけれども、外枠のほうがいい結果が出ている馬ですから。あと、今週も土曜日が雨予報ですから。その雨の状況が一番気になります。ぜひ安田記念のようないい馬場状態で、いい天気で競馬ができればいいですね。

――最後にひとこと。
川田 春、同じ距離でGI馬になることができて、またこうして1600mでGIに挑みますけれど、少しでもいい条件でレースが迎えられることを期待しますし、レースにおいては一生懸命頑張ってくれますから、いい条件のもとで競馬が出来ればと思います。

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サングレーザー福永騎手「高いポテンシャル。勢いで突破してくれれば」/マイルCS共同会見

まだ3歳ですし、GIホースもいますから

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■サングレーザーに騎乗予定の福永祐一騎手

――5月の500万下からスワンSまで4連勝していますね。
福永 最近もずいぶん調子が上がってきているみたいですね。夏の札幌で初めて乗せてもらったんですが、高いポテンシャルは感じたんですがGIでやれるようになるのは来年以降かなとなんとなく思っていたんですが。こちらの想像を超える成長と結果を出してくれていますね。

――7月末の札幌でコンビを組み、続いて阪神の準オープン(仲秋S)でも騎乗されました。
福永 あの仲秋Sがやはり重賞、GIでやれるなと確信を得られたレースでもありましたね。コンディションに関しては札幌の時と比べるとあまりよくなかったんですけど、その状態で準オープンで3歳馬で強い勝ちかたをしたというのが、先々期待を大きく持てるレースだったと思います。

――その後スワンSで優勝しましたね。
福永 自分は乗っていなかったんですけど、ああいうタフな特殊な馬場状態でもいい末脚を発揮してGIIを勝ちましたんでね。たいしたもんだな、と思いますね。

――この馬の良さは?
福永 いい瞬発力を持っていますんでね。1400の準オープンで追走を苦労するようなところがありましたんで、距離に関しては今ならある程度融通がきくんじゃないかと思います。

――マイルでも問題ないでしょうか?
福永 問題ないと思いますね。

――陣営からは2歳、3歳時は折り合いに苦労するところがあったと聞きました。
福永 若干、前進気勢の強いところはありますけども、それはむしろいい部分だとも思います。そこをうまく道中リラックスしてためることができれば、最後の直線でいい末脚を発揮できる馬だと思います。今回、1ハロン延びますので、そのへんいかに道中リラックスして走らせられるか。でも、1400よりいいポジションで競馬できる可能性もあるので、そのへんはうまくいい塩梅で乗れればいいな、と思っています。

――ジョッキーが考える理想の展開は?
福永 あまり前で競馬する馬ではないので、スローで流れるよりはある程度流れてくれればと思いますけれども。

――もし、自分で指名して枠がとれるのならば何番をとりますか?
福永 ペースによっても生きてくる枠、そうでない枠があるとおもいますけれども。先週の傾向からみて内枠のほうがいいのかな、と思います。

――GI、相手が一気に強くなりますね。
福永 でもまだ3歳ですし、GIホースもいますから。GIにチャレンジするのは初めてですし、まだ若い馬ですし、先輩方の胸を借りて勢いをぶつけられればと思います。

――意気込みを。
福永 そんな簡単なことではないと思いますが、連勝中で勢いもありますし高いポテンシャルも感じている馬なので、ここもこの勢いのまま突破してくれれば、と僕自身も期待しています。

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笹田師「エアスピネルは変わったな、という姿を見せたい」/マイルCS共同会見

実績を考えると自信を持って出せる

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エアスピネルを管理する笹田和秀調教師

――前走の富士Sを振り返ってください。
笹田 デイリー杯のときも同じような雨降りの馬場で勝っているので、この馬はこなしてくれるのでは?と思って競馬を見ていたら、案の定いいかたちで競馬をしてくれました。結果を出してくれて本当に良かったと思います。

 
――完勝でしたね。
笹田 他の馬が雨を苦にする馬もいた分、そういうかたちになったと思います。

――前走後の疲れや反動は?
笹田 いつも競馬を使ったあとでもケロッとしているのですが、今回も疲れや反動は出ていなかったんですが、考慮して1週間は本当に楽をさせました。

――今朝の追い切りはいかがでしたか?
笹田 先週の追い切りが全体的な時計がかかったちょっと馬が重いかな、と思っていたので、この前の日曜日と今朝、普段より強めの指示を出しました。

――ジャッジは?
笹田 思ったような時計が出ましたし、馬の動きもグッと沈むようないいフットワークで走ってくれました。いい状態で追い切りができたと思います。

――状態は?
笹田 やはりGIに向けての調整ですので、もうひと段階ふた段階アップした状態で挑めると思います。

――古馬になってからマイル路線に進みましたが、マイルがいいのでしょうか?
笹田 そうですね。この馬にとってはいちばん競馬をしやすいのと、結果を出してるとおりだと思いますけどね。

――京都コースについては?
笹田 京都で重賞2勝していますので、実績を考えると自信を持って出せると思います。

――今回、特に不安な点があるとすれば?
笹田 武豊くんの負傷でジョッキーを交代せざるを得なくなりましたので、その点、初めて乗るジョッキーなのでこの馬の癖がそのレースですぐに把握できて、いい走りをさせられるだろうか、という不安だけで、馬の状態としては何の不安もないと思います。

――改めてジョッキーを教えてください。
笹田 ライアン・ムーア騎手に依頼しました。

――ムーア騎手に何を一番伝えようと思っていますか?
笹田 彼もおそらく依頼を受けたのでレースの録画とかを見て研究していると思いますけれど、あとはこの馬の性格と注意する点、その辺だけを伝えればいいかな、と思っています。

――どのへんが噛み合えばGI制覇に結びつくと思いますか?
笹田 やはり3歳時、クラシックを走っていた時点では性格的な甘さがありまして、完全な力を発揮できないというのがこの馬の欠点だったと思うのですが、年を越して徐々に落ち着きとか、普段真面目に一生懸命やろうかな、という雰囲気を見せてくれるようになりました。馬が成長して自分の力を出せるようになってきているんじゃないかな、と思います。

――GI制覇、機は熟したとみていいでしょうか?
笹田 そうですね。いまのところ不安なくレースを迎えられると思います。

――最後に意気込みを。
笹田 なかなか(GIを)勝てそうで勝てなかった馬なので、今回はなんとしてもその思いを達成できるように、これから日曜日まで日もありますからきっちり調整します。そして、みんながエアスピネルは変わったな、という姿を見せたいと思います。

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レッドファルクス鞍上C.デムーロ騎手「瞬発力もあり強い馬という印象」/マイルCS共同会見

比較的有力馬が秋の天皇賞に向かったので・・・

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スプリンターズS(GI)2連覇を成し遂げて、マイルCS(GI・京都芝1600m)で2階級制覇を狙うレッドファルクス(牡6・美浦尾関知人)が、南D(ダート)コースで最終追い切りを消化。追い切りにも騎乗したC.デムーロ騎手と管理する尾関知人調教師の共同会見が行われた。

■C.デムーロ騎手

(兄のM.デムーロ騎手がこれまで乗っていたレッドファルクスについての印象は?)
「何回もビデオで見ていますが、すごく乗りやすそうですし、瞬発力もあるので、強い馬だという印象がありました」

(M.デムーロ騎手からアドバイスは?)
「ライバルなのでそんなに多くは語っていないですけど、乗りやすい馬だという話は聞いています」

(実際に跨ってみての印象は?)
「前運動からすごくリラックスしていて、すごく乗りやすかったですし、追い切りもコーナーでは少しズブいところを見せていましたが、直線に入ってからは瞬発力も出てスピードがあると思いました」

(1200mから1600mになるが?)
「1200を走っている時でも加速するのに少し時間がかかり、最後に交わし切るという馬なので、1600mがむしろ良いのではないかと思いますし、距離に関しては何も心配していません」

尾関知人調教師

(マイルCSを選択した経緯は?)
「オーナーと相談させて頂きましたが、安田記念(GI・3着)で頑張ってくれたのは大きかったと思います。また比較的有力馬が秋の天皇賞に向かったので、そのあたりが出て来ないかなという思いもありました。結局出走してくることになった馬もいましたけど、そのようないろいろな面を考えてですね。あとはこの馬のさらなるチャレンジという感じでしょうか。前走のスプリンターズS(GI)もしっかり勝ちきってくれましたし、この馬にさらに勲章をあげたいなという気持ちもあります」

(前走後の状態は?)
「予定通り山元トレセンに放牧に出して、牧場サイドで馬の感じを良くチェックしてもらいました。それもあったので最終的な決断が少し遅くなったのですが、牧場にいる時に(出走させると)判断して、こちらに戻してそこからピッチを上げて調整を進め、今日に至るという感じです」

(今日の追い切りはダートコースだったが?)
「これまで何回か最終追い切りはDコースのダートでやっています。安田記念の時も確かDコースでの追い切りでしたし、前回は中山を意識してウッドでやりました。万が一内を突かなければいけない時もあると思ったので内めの追い切りでしたが、今回は京都の広いコースですし、チップでやるよりは長い距離の追い切りをやりたいと考えました。ただ昨日雨が降ったのでどうしようかと思いましたが、今朝馬場を歩いてみたら結構良いコンディションだったのでダートコースで追い切りました」

(新コンビとなるC.デムーロ騎手とは、追い切り前にどんな会話を?)
美浦が初めてなのかはわからないのですが、多分Dコースでの追い切りは初めてだと思いましたので、ハロン棒の確認などミスのないように…それはこちらの責任だと思いますのでよく話をして、こんなイメージで追い切りをやってほしい、後ろが元々弱かったので手前を替えづらいところがあるという話はしました」

(実際追い切りを見ての印象は?)
「スムーズに折り合いがつきました。右回りだとコーナーリングが少しスムーズではないところが元々あるのですけど、4コーナーの直線に入る手前あたりでトモがしっくりこないような面があり、ジョッキーもそう言っていました。その辺は初めて乗ったということもあったと思いますが、手前を替えてからはしっかり良い伸び脚してくれていましたし、逆にそういう部分を含めて(ジョッキーに)掴めてもらえたのではないでしょうか」

(6歳の秋にして京都は初めてになるが?)
「京都の下り坂がどのくらいこなせるのかということと、これまでは坂でギュッと伸びてきましたが、今回は直線が平坦なので、この馬がすごい脚を使ったにしても前もなかなか止まらない…。その辺が課題と言いますか、やってみなければわからないと思っています。正直、4大場の中では1番向かない競馬場のような気もしますが、そこは能力としっかり調子を上げていくという感じですね」

(種牡馬としての価値を上げるためにも、1600mのこのレースは重要な一戦になると思うが?)
「お父さん(スウェプトオーヴァーボード)が先日残念ながら亡くなったので、今後そういうことも意識しなければいけないかなとも思うのですが、まずはこの一戦に向けてしっかりやっていきたいです」

(仕上がりは上々?)
「この馬の力を出せる状態になってきていると思います」

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イスラボニータ栗田師「完成の域に近づいている」/マイルCS共同会見

良馬場で迎えたいですね

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 マイルCS(GI・京都芝1600m)に出走するイスラボニータ(牡6・美浦栗田博憲)が、ルメール騎手を背にウッドチップコースで最終追い切りを消化した。追い切り後、栗田調教師が共同記者会見に臨んだ。

 
(今朝の最終追い切りについて)
「先週の段階でほぼ息は整えたつもりです。今週は集大成として送り出すのに、馬なりで調整できればいいと思っていましたし、そのような指示を出しました。今日は、馬がリラックスして走っていました。その点が1番良かったです」

(この中間、コンディションが良さそうだが?)
「前走の富士S(GIII・2着)は不良馬場で頑張ってくれたのですが、疲れもほとんどなく、良い感じで早く疲労が抜けましたし、良い過程でここまで来ることができました」

(前走の重馬場で反動が出る心配もあったと思うが?)
「それを全部克服してくれたこと自体、馬の調子がいかに良いかということなのでしょうね」

(6歳の秋になって、競走馬として円熟味を増してきた?)
「6歳の秋ですからね。完成の域に近づいていると思います」

(今年の春は久々に勝利したが、今度は久々にGIの舞台で先頭ゴールを期待?)
「結果はあとからついてくるものですから、無事に送り出せるのが何よりですし、良い感じでゴールまで駆け抜けてほしいなと思っています」

(昨年は2着だったが、今年は?)
「それは考えないようにしています」

(馬場は?)
「良馬場で迎えたいですね」

(関西への輸送に関しては?)
「何回も行ったり来たりしていますし、別に問題はないですね」

(先生のそのような気負わない面が馬に伝わっている?)
「馬も感じ取ってリラックスしてくれていますし、今回は安心していられますね」

(GIを勝った若駒の頃と今との違いは?)
「加齢とともに精神的に落ち着きが出てきて、良い方向で来ていると思います」

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【マイルCS馬体診断】イスラボニータ

イスラボニータ 評価A】

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太い首差しに加えて、盛り上がる肩と胸前の筋肉。一見、ダート馬のようなボリュームがあるが、走らせると可動域が広く、柔らかい走りをする。筋肉の質がいいことと、関節が柔らかいからだろう。年齢を重ねるごとに腰の位置も安定。バランスの良い正方形は、マイラーとして完成の域に達した。

 ひと息入れた前走は、腹回りに若干の余裕を残した仕上げ。ただ、今回はスッキリと見せている。闘志を前面に出すレースからは想像もできないほど、穏やかで優しい表情。オンとオフの切り替えもしっかりとできている証拠だ。(馬サブロー美浦・佐野裕樹)

 〈1週前追い切り診断〉美浦Wで6F80秒4-12秒5(馬なり)。2頭を大きく追い掛けて内に潜ったが、直線は追われる2頭を尻目に持ったままで鋭伸。体もふっくらと見せており、出来は申し分ない。

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【マイルCS馬体診断】サングレーザー

【サングレーザー 評価B】

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5月の500万条件戦から、4連勝で初重賞を制覇。その最初のレースでは466キロと、キャリア最低の馬体重で細身の体つきをしていた。

 ひと夏を越して胸前の筋肉が増量し、トモも丸みを帯びてたくましさが増している。連勝中は中3~11週の間隔で出走していたものの、今回は中2週のローテーション。道悪競馬を好走した反動も心配していたが、毛ヅヤは落ちておらず、馬体に活気があるのは何よりだ。

 若干、胴が短くマイル戦より短距離指向の馬体をしている分、評価を下げたが、状態は引き続き良好だ。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉9日に栗東坂路で4F59秒7-12秒8(馬なり)、12日の日曜にも4F52秒3-12秒4(馬なり)をマーク。中2週となるが馬体にも張りがあり、好調をキープ。

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【マイルCS馬体診断】ペルシアンナイト

ペルシアンナイト 評価B】

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ダービー当時に比べると、全体的に筋肉量が増えてがっちりとした体形になってきた印象。前走の富士Sでは首が長く見えていたが、今回はそのアンバランスさが解消してマイラー体形に近づいてきた。

 前駆にさらに筋肉がついてくると、この馬の完成形となりそうだが、逆に言えばまだ成長の余地があるということ。それでも皮膚の質感は十分で、毛ヅヤも前走時より良化している。約5カ月ぶりをひと叩きされた効果は十分にある。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉栗東CWで6F81秒3-37秒4-11秒6(G一杯)。プロフェット(4歳1600万下)を0秒4追走して0秒1先着。引き続き落ち着いたテンションを維持しており、大目標へ向けて青写真通り仕上がっている。

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【マイルCS馬体診断】エアスピネル

エアスピネル 評価A】

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今春の安田記念では臀端(でんたん)がとがったように見えていたが、ひと夏を越した前走では丸みを帯びていたのが印象的だった。

 今回も臀端は同様の状態で、さらには皮膚の薄さが目立っており毛ヅヤもピカピカ。これは体調の良さの証明であり、さらに状態は上向いていると言えそうだ。

 デビュー以来、掲示板を外したことがなく1600~3000メートルを走ってきたが、がっちりとした首差しとやや胴の詰まった体形からベストはマイル戦だろう。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F53秒5-38秒6-12秒4(一杯)。レッドリーガル(5歳1600万下)との併せ馬で1馬身先着。攻め駆けするタイプとはいえ、力強いフットワークで状態の良さを感じさせた。

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【マイルCS馬体診断】レッドファルクス

レッドファルクス 評価B】

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前駆の発達に比べると、小ぶりのお尻とコンパクトなトモ。体重以上に軽く見せるシルエットは、スプリンターズSの1週前とほぼ同じだ。

 ただ、いったん緩めた影響もあって、肩の筋肉などはまだ良化の余地あり。このあたりは今週の追い切り1本で変わってくるだろう。追った後ということもあって、表情もかなり引き締まっている。(馬サブロー美浦・佐野裕樹)

 〈1週前追い切り診断〉美浦Wで5F66秒1-12秒6(G強め)。一杯に追われる相手に対して軽く仕掛けた程度。鋭い反応から真一文字に伸びたように、動きの良さが際立った。引き続き好調。

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【マイルCS馬体診断】サトノアラジン

サトノアラジン 評価A】

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天皇賞・秋パドックでは、気配をすごく良く見せていたが、極悪馬場に泣かされた。当時に比べていい意味で変化はなく、状態が安定している。

 毛ヅヤに光沢があり、シルエットがはっきりして、好調時の馬体と言えるだろう。前走で大敗した影響はなさそうだ。前駆がガッチリとして筋肉が盛り上がっており、しっかりとした筋肉に包まれた後駆。やや胴の詰まったマイラー体形を考えれば、前走の2000メートルよりも、今回はベストの条件に思える。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉12日の日曜に栗東坂路で4F55秒5-39秒7-12秒5(馬なり)。疲れなどは見られず、好調をキープしている。

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【2歳勝ち馬診断】ステファノスの全妹フィニフティ

ポテンシャル高い

【フィニフティ(牝、栗東藤原英昭厩舎)、父ディープインパクト、母ココシュニック】

 12日の京都4Rの2歳新馬(芝1600メートル、14頭立て=牝馬限定)は、好スタートを切って道中3番手で運んだ1番人気のフィニフティ(牝2歳、栗東藤原英昭厩舎=ディープインパクト産駒)が、直線で2着のキューピッドアローに1馬身3/4差をつける快勝で初陣を飾った。勝ちタイムは1分36秒7。

 福永は「いいところを取れたし、追ってからしっかりしていた。距離はもっとあって良さそう」とコメントした。

 全兄のステファノスは、G1・2着3回(天皇賞・秋大阪杯、香港クイーンエリザベス2世C)。コロンとした丸みのあるフォルムも兄に似ている。

 直前の追い切りでは、栗東・芝コース3頭併せの最内で軽快に伸び、万全の態勢をアピールしていたが、レースでも追ってしっかりと脚を伸ばし、ポテンシャルの高さを見せつけた。428キロと小柄だが、操縦性、瞬発力とも非凡で、兄との共通点もありつつ、牝馬特有の俊敏な反応も備えるタイプのようだ。

 藤原調教師も「兄と同じくじっくり力をつけていくタイプの気がする。体は440キロくらいまで増えてほしい」と今後に期待した。

 次走の報を楽しみに待ちたい。(大上 賢一郎)

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【2歳勝ち馬診断】弾むようなフットワークのダノンフォーチュン

課題はゲート

 

【ダノンフォーチュン(牡、栗東大久保龍志厩舎)、父ディープインパクト、母ペニーズフォーチュン】

 12日の京都5Rの2歳新馬(芝1800メートル、11頭立て)は、後方4番手から運んだ1番人気のダノンフォーチュン(牡、栗東大久保龍志厩舎=ディープインパクト産駒)が直線、3ハロン34秒9の最速上がりを繰り出し初陣を飾った。勝ちタイムは1分50秒7。

 浜中は「調教の動き通り、レースでいい走りをしてくれました。体形、フットワーク的に距離の融通は利きそう」と高く評価した。

 ゲートは出なかったが、自分から動いてサッと中団後方まで取り付く脚。坂を下る際に首を上げたり、直線やや内にもたれるシーンもあったが、1週前の栗東坂路で一番時計50秒6をマークした脚力はダテではなかった。残り300メールからのヨーイドンで、エピファネイアリオンディーズの妹シーリアに3馬身半差。上がり次位(レッドルークの35秒3)に0秒4差も評価できる。

 キズナラキシスサトノアラジンリアルスティールと同じ「ディープインパクト×ストームキャット」配合。全兄ダノンブライトは芝1400メートル主体に走る2勝馬だが、506キロのパワフルボディーの弟は弾むようなフットワークで、スケール感に優れる。2000メートルは十分にこなすだろう。

 「性格がおっとりしている。ゲートは慣れてくれば解消する」とは大久保調教師。次走はG1・ホープフルSも視野に入っているようだが、トリッキーといわれる中山2000メートルの強敵相手では、出遅れは致命傷になりかねない。

 今週の東京スポーツ杯2歳Sに出走するワグネリアン、そしてヘンリーバローズあたりと直線の追い比べを見てみたい―。そう感じさせる逸材だ。(大上 賢一郎)

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