サングレーザー福永騎手「高いポテンシャル。勢いで突破してくれれば」/マイルCS共同会見
まだ3歳ですし、GIホースもいますから
■サングレーザーに騎乗予定の福永祐一騎手
――5月の500万下からスワンSまで4連勝していますね。
福永 最近もずいぶん調子が上がってきているみたいですね。夏の札幌で初めて乗せてもらったんですが、高いポテンシャルは感じたんですがGIでやれるようになるのは来年以降かなとなんとなく思っていたんですが。こちらの想像を超える成長と結果を出してくれていますね。
――7月末の札幌でコンビを組み、続いて阪神の準オープン(仲秋S)でも騎乗されました。
福永 あの仲秋Sがやはり重賞、GIでやれるなと確信を得られたレースでもありましたね。コンディションに関しては札幌の時と比べるとあまりよくなかったんですけど、その状態で準オープンで3歳馬で強い勝ちかたをしたというのが、先々期待を大きく持てるレースだったと思います。
――その後スワンSで優勝しましたね。
福永 自分は乗っていなかったんですけど、ああいうタフな特殊な馬場状態でもいい末脚を発揮してGIIを勝ちましたんでね。たいしたもんだな、と思いますね。
――この馬の良さは?
福永 いい瞬発力を持っていますんでね。1400の準オープンで追走を苦労するようなところがありましたんで、距離に関しては今ならある程度融通がきくんじゃないかと思います。
――マイルでも問題ないでしょうか?
福永 問題ないと思いますね。
――陣営からは2歳、3歳時は折り合いに苦労するところがあったと聞きました。
福永 若干、前進気勢の強いところはありますけども、それはむしろいい部分だとも思います。そこをうまく道中リラックスしてためることができれば、最後の直線でいい末脚を発揮できる馬だと思います。今回、1ハロン延びますので、そのへんいかに道中リラックスして走らせられるか。でも、1400よりいいポジションで競馬できる可能性もあるので、そのへんはうまくいい塩梅で乗れればいいな、と思っています。
――ジョッキーが考える理想の展開は?
福永 あまり前で競馬する馬ではないので、スローで流れるよりはある程度流れてくれればと思いますけれども。
――もし、自分で指名して枠がとれるのならば何番をとりますか?
福永 ペースによっても生きてくる枠、そうでない枠があるとおもいますけれども。先週の傾向からみて内枠のほうがいいのかな、と思います。
――GI、相手が一気に強くなりますね。
福永 でもまだ3歳ですし、GIホースもいますから。GIにチャレンジするのは初めてですし、まだ若い馬ですし、先輩方の胸を借りて勢いをぶつけられればと思います。
――意気込みを。
福永 そんな簡単なことではないと思いますが、連勝中で勢いもありますし高いポテンシャルも感じている馬なので、ここもこの勢いのまま突破してくれれば、と僕自身も期待しています。