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柴田大知マイネルフロストで2度目七夕星/七夕賞

先週の福島でJRA通算400勝を達成

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 福島でまたひとつ思い出の勝利が加わった。JRA通算400勝。柴田大騎手は「相性いいですね。小回りはコース取り、仕掛けのタイミングなど、乗り方次第で着順を上にもってこられる。(騎乗)技術の差が出るから、勝った時は『やった』と思います」。攻略ポイントは向正面から3~4角のさばき方。「ロスなく脚をためて直線に向けるかでしょう」という。

 七夕賞マイネルフロストも、前半のポジションが鍵になる。スタートは遅いが仕掛けていくと折り合いを欠く。馬なりで好位に取り付けるかだが「2000メートルは1コーナーまでが長いので、その間に位置を決められる。1800メートルより競馬はしやすい。それにマルターズアポジーが引っ張る展開なら、流れは遅くならない。ブリンカー効果もあるしチャンスはある」。3角から他馬の脚色、ジョッキーの癖を見ながらスパート。青写真は描けている。

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 先月18日で40歳。不惑の年を迎えたが進化を止めようとはしない。2年ほど前からトレーナーをつけ、専門的に体をケアしてもらっている。特にインナーマッスル。「力の入れ方とか、どこが弱いとか勉強になりますね。筋肉の動きがスムーズになると、馬の動きにもブレずについていける」。夏場対策として毎日20分のランニングも欠かさない。心肺機能を高めることで、疲れにくい効果があるという。

 今年は先週まで22勝、2着33回、3着31回。「2、3着が多いので、その分を勝ちに上乗せできれば。重賞も勝ちたいですね」。円熟味を増した騎乗で、13年マイネルラクリマに続く、2度目の七夕賞制覇を狙う。【水島晴之】

 ◆柴田大知騎手の福島重賞成績 過去19回乗って【2 1 1 15】。勝率10・5%、連対率15・8%。97年ラジオたんぱ賞を3番人気のエアガッツで制し、自身の重賞初勝利を挙げた。七夕賞は13年マイネルラクリマ(1番人気)で勝利。大ファンである剛力彩芽がプレゼンターを務めたためレース前から「勝ちたい」と力が入っていたが、七夕の願いを見事かなえている。

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