【2歳勝ち馬診断】ミッキーアイル全妹スターリーステージ
持続力で勝負していくタイプか
【スターリーステージ(牝、栗東・音無秀孝厩舎)、父ディープインパクト、母スターアイル】
26日の京都2Rの2歳未勝利(芝1600メートル、18頭立て)は、好位から運んだ、単勝1・4倍の1番人気スターリーステージ(牝、栗東・音無秀孝厩舎=ディープインパクト産駒)が直線残り200メートル手前で先頭に立ち、外から差し込んだネプチュナイトを半馬身振り切って4戦目で勝利した。勝ち時計は1分36秒1(良馬場)。
NHKマイルC、マイルCSを勝ったミッキーアイルを全兄に持つ良血馬。デビュー前から栗東坂路51秒1の時計をマークするなど、大きな注目を集めていたが、デビュー以来、3、2、2着と白星に届かなかった。初戦で敗れたスプリントG1・2勝ビリーヴの子、ジャンダルム(父キトゥンズジョイ)は、次走でデイリー杯2歳Sを、3戦目の勝ち馬シグナライズ(父フランケル)は秋明菊賞を勝ち上がったほどで、正直相手にも恵まれなかった。
初戦、2戦目に比べ、ゲートが進化し、取り口が安定してきたのはいい傾向。序盤に力む面があり、追っての伸びに迫力が足りないが、栗東坂路50秒台の脚力は魅力で、兄と同様、フラットペースを前めから持続力で勝負していくタイプに育ちそう。心身とも、もう一回りスケールアップすれば、最後の決め手、粘りが変わってくるだろう。(大上 賢一郎)