【２歳勝ち馬診断】競馬センスが良いリリーノーブル
川田「将来性が高い」
【リリーノーブル（牝、栗東・藤岡健一厩舎）、父ルーラーシップ、母ピュアチャプレット】
２６日の京都９Ｒの白菊賞（２歳５００万、芝１６００メートル、１２頭立て＝牝馬限定）は、１番人気のリリーノーブル（牝、栗東・藤岡健一厩舎＝ルーラーシップ産駒）が、好位追走から直線内ラチ沿いに切り込んで伸び、デビュー２連勝を飾った。タイムは１分３６秒３（良馬場）。
川田は「スムーズに流れに乗れましたし、すごくいい馬。将来性が高いと思います」と称賛の言葉を並べた。
東京マイルのデビュー戦は、直線残り４００メートル手前で馬群を割って抜け出し、残り３００メートルから瞬く間に後続を３馬身半引き離した瞬発力が光った。
母の父がクロフネ。４９８キロと馬格にも恵まれ、力を要する馬場も問題なさそう。操縦性も良く、どんなレースでもできそうな競馬センスが、普段冷静な川田の高評価につながっているのだろう。
初の重賞制覇がキセキの菊花賞だったルーラーシップを父に持つ本馬は、阪神ＪＦで２戦２勝の重賞ウィナーたち（ロックディスタウン、ラッキーライラック、ベルーガ）相手に、互角以上の勝負をしても驚けない資質の持ち主だ。（大上 賢一郎）
