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【G1温故知新】2000年宝塚記念6着 グラスワンダー

テイエムオペラオーの6着に敗れ

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G1の過去の勝ち馬や惜しくも力及ばなかった馬、記録以上に記憶に残る馬たちを回顧し、今年のレースの注目馬や見どころを探る「G1温故知新」。第23回は2000年の宝塚記念で前人未踏のグランプリ4連覇に挑んだものの、テイエムオペラオーの6着に敗れ、ターフを去ったグラスワンダー


 今年の宝塚記念の大本命と目される5歳馬キタサンブラック。それに立ち向かう各馬の中で実績最上位なのは一昨年の有馬記念の覇者ゴールドアクターだろう。同馬の父は08年のジャパンCをG1初出走で制したスクリーンヒーロー、そして祖父は“怪物”と呼ばれたグラスワンダーである。近走は勝ちから見放されているゴールドアクターだが、3歳時のキタサンブラックを3着に下した15年の有馬記念は決して色あせない。前走からコンビを組む横山典弘の手腕によって復活する可能性は十分にあるはずだ。

 日の出の勢いの人気馬に古豪が勝負を挑んだ宝塚記念と言えば、祖父グラスワンダーのラストレースが思い出される。前人未踏のグランプリ4連覇に挑み、レース中の骨折により結果としてターフを去ることになったレース…テイエムオペラオーが勝った00年の宝塚記念だ。

 98年有馬記念、99年宝塚記念、同有馬記念と、スピードシンボリに次いで史上2頭目のグランプリ3連覇の偉業を達成したグラスワンダーだが、その道のりは平坦ではなかった。2歳時に朝日杯を無敗でレコード勝ちし、早くも海外挑戦がささやかれた矢先に骨折。98年秋に復帰するも当初は古馬相手に苦杯をなめた。同年暮れに有馬記念を制覇して復活を果たしたものの、古馬となっても順調さを欠いた。99年は両グランプリを制しながら盤石の強さとはいえず、年度代表馬の座をエルコンドルパサーに奪われてしまった。

 5歳時となった翌年春の始動戦、日経賞は6着。続く京王杯SCでも9着と敗戦。そんな中、前年の有馬で3着だったテイエムオペラオーが急成長。00年の天皇賞・春を制し、古馬最強の座を手に入れた。そして迎えた同年6月25日の宝塚記念で両馬は激突したが、新旧王者の臨戦過程には雲泥の差があった。

 同世代のダービー馬スペシャルウィークを子ども扱いにした前年の宝塚記念。その圧倒的な強さをもう一度見たい…そんなファンの願いは届かなかった。主戦の的場均からスイッチした蛯名正義を背に、4コーナーを抜群の手応えで回るグラスワンダー。ところが直線に入って伸びない。力強く末脚を伸ばすテイエムオペラオーとは対照的にグラスワンダーは圏外に消えた。6着敗退。ゴール入線後まもなく蛯名が下馬。雨が降る中、手負いのグラスワンダーは馬運車に乗せられて阪神競馬場を後にした。

 1歳下のキタサンブラックに“挑戦”するゴールドアクター。祖父は年下の新王者の前に力及ばず敗れ去った。父スクリーンヒーロー横山典と組んだ09年宝塚記念で5着に敗れ、その無念を晴らせないまま同年で引退。祖父、父の思いを背負いゴールドアクターはどのような勝負を演じ、物語をつないでいくのか…近年では最少頭数になると見込まれる今年の宝塚記念には、こんな見方・楽しみ方もある。

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