ルージュバック大竹師「何とかここでGIのタイトルを」/エリザベス女王杯共同会見
「何とかここでGIのタイトルを」
ウッドチップコースで絶好の動きを見せたルージュバック(牝5・美浦・大竹正博)。大竹正博調教師が、悲願のGI初制覇に向けて抱負を語った。
(前走のオールカマー・GII・1着を振り返って)
「正直、ビックリしました。内側を通って先行してということで、イメージしていた競馬と全く違っていました。結果が出て良かったです」
(そこから中6週、中間の調整過程は?)
「オールカマーの後はノーザンファーム天栄に放牧に出て、少し物足りない部分を補うような形で向こうで調整してもらい、3週間前に美浦に戻ってエリザベスに臨むという感じですね」
(今日のウッドチップコースでの併せ馬の追い切りについて)
「指示としては3分3厘のところの反応のスピードの確認ですね。いつも少しモタモタするので、そこを重点に動かしてくれという話をしました。動きに関してはイメージしていた以上に反応したスピードも速かったので、直線に入る前に少し早めに先頭に立つくらいの勢いだったのですけど、総合的にとても良かったかなと思っています」
(ライアン・ムーア騎手が騎乗するが?)
「彼自身、来るか来ないかが結構ギリギリまでわからなかったので、特にジョッキーを誰と固定はせず、彼のスケジュールを確認して、大丈夫だということがわかったところで依頼しました」
(名手ムーア騎手に期待するのは?)
「海外での実績を見れば、この馬に乗ってくれるというのは本当に嬉しいです。ただ馬を仕上げる側としては、彼が乗るから何か特別に調整の中で施すということもないですし、いつも通りの流れでやってきています」
(それまでのレース振りとは一転したオールカマーだったが、今回は?)
「枠順も影響するとは思っているので、枠順が確定してからイメージしたいなと思っていますし、前回は自分がイメージしていた競馬と全く違う競馬をしているので、僕がイメージしたところであまり関係ないのかなと思っています」
(この後の予定は?)
「今日追い切って、明日は運動だけにとどめ、金曜日に軽く乗って、土曜日に輸送します」
(最後にファンへ一言)
「なかなかGIのタイトル取れずに5歳の秋になりました。この後はほとんど現役を続ける期間がないので、何とかここでGIのタイトルを取れればと思っています。なかなか思い通りにはいかないですけど、これまでやってきたものがしっかり馬の状態に反映されています。今回良い形で送り出せると思いますので、応援よろしくお願い致します」