【札幌記念展望】ルメールとの新コンビでエアスピネルが主役
「長くいい脚を使う」
素質上位の良血馬エアスピネルが堂々主役を務める。昨年は牡馬クラシック3冠で4、4、3着。マイル路線にシフトした今春も京都金杯Vなど、存在感を示し続けた。久々の中距離戦となる今回はルメールと初コンビを結成。1週前追いで騎乗し、「長くいい脚を使う」と特徴は把握済みだ。きっちり結果を出して秋へ向かう。
重賞5勝馬のヤマカツエースは過去2年で4、5着。今年は宝塚記念をパスしてこの一戦に備えてきた。「1週前追いの動きは良かった。去年よりもいい状態で臨めるね。天皇賞・秋にいい形で行きたい」と池添兼師。小回りコースに実績があり、馬場も不問と弱点は少ない。
サウンズオブアースはG1での3回を含め、重賞で2着が7回。5カ月ぶりの実戦、初の洋芝をクリアすれば悲願のタイトル奪取も十分だろう。長期休養明けのオープン特別で貫禄Vを収めたのが、16年スプリングS覇者のマウントロブソン。ポテンシャルは秘めているだけに、不気味な一頭だ。