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【七夕賞】ゼーヴィント、復活Vの願いも末脚も届いた!

走りが良くなった。さらに上を目指せる馬

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第53回七夕賞(9日、福島11R、GIII、3歳上オープン国際(特指)、ハンデ、芝2000メートル、1着本賞金4100万円 =出走12頭)サマー2000シリーズの初戦は、1番人気のゼーヴィントが快勝。昨年7月のラジオNIKKEI賞以来の重賞2勝目を挙げた。昨年のアルバートドックに続く連覇となった戸崎騎手は、土日で9勝の荒稼ぎ。次走は未定。タイム1分58秒2(良)。2着はマイネルフロスト。2番人気のマルターズアポジーは序盤の競り合いがこたえたか11着に敗れた。


完調手前でも、地力でものにした。5カ月半ぶりのレースだったゼーヴィントがしぶとく伸びて、昨年のラジオNIKKEI賞に次ぐ重賞2勝目。1年ぶりのVで、みちのくのファンを酔わせた。休み明けで力を見せた相棒を、戸崎騎手もたたえる。

 「先行馬がある程度いたので、その後ろくらいの競馬になると思っていた。ペースも速くなり、その中でもしぶとく伸びてくれましたね」

 マルターズアポジーが先手を奪う中、道中は7番手。残り3ハロンマイネルフロストが先頭に立つ流れを、鞍上に追われながら進出する。3~4コーナーで先行勢をとらえると、あとは1頭。ジリジリと伸びて、粘るマイネルフロストをゴール前きっちり差し切った。

 「今年もいい馬に巡りあえて良かったです」

 昨年のアルバートドックに続く連覇に、ジョッキーも笑みを浮かべる。上半期JRA82勝で東西リーディングトップに立ち、福島開幕週4勝、2週目も土曜に4勝を挙げると、日曜は最終12Rも勝って6戦5勝の荒稼ぎ。昨年は7~9月にかけて史上最多の重賞10戦連続連対を果たした“夏男”が、この勢いでさらにギアを上げそうだ。

 「向こう正面で(動きが)重たそうだったけど、最後は何とか地力で頑張ってくれたのかな」

 急仕上げを懸念していた木村調教師も、愛馬の奮闘に頭が下がる。「追い切りの後に、少し運動を加えたことがつながったかは分からないけど、何とか間に合った」。重賞3戦連続2着の悔しさを晴らすべく苦心したことが、結果に結びついたのかもしれない。

 次走は未定だが、中距離路線で戦っていけば、秋には天皇賞(10月29日、東京、GI、芝2000メートル)も視野に入るだろう。「脚元に爆弾を抱えているので、大事にいきたい。ちゃんとやっていけば、大きいところも狙える馬」とトレーナーがいえば、戸崎騎手も「走りが良くなった。さらに上を目指せる馬」と飛躍への期待感は一致。1年ぶりの復活を果たしたゼーヴィントが、高みに向かって邁進(まいしん)する。 (千葉智春)

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