【凱旋門賞】クロスにバルザローナ騎手「今回は100%」
コースを熟知しているのは強みだね
【シャンティイ(フランス)26日=川端亮平】凱旋門賞に出走する地元フランス勢が追い切りを行った。フォワ賞2着クロスオブスターズ(A・ファーブル、牡4)は、エーグル調教場の芝コースで軽快な走りを披露。ミカエル・バルザローナ騎手(26)=フランス=は、打倒エネイブルに向け好感触を口にした。
地元勢の意地を見せる。エーグル調教場の芝コースに登場したクロスオブスターズが、馬なりでしまいを伸ばして僚馬と併入フィニッシュ。手綱を取ったバルザローナ騎手は、納得の表情を浮かべた。
「前回は休み明けだったけど、今回は100%の力を出せると思うよ。エネイブルを倒すのは難しいけど、その他は差がないからね」
フォワ賞は4コーナーで手綱を引っ張るロスがあったが、1馬身半差の2着まで追い上げた。今年は仏重賞で3連勝を飾り、2走前にはガネー賞でGI初制覇を飾った成長株。バルザローナ騎手は「加速力がいい。調教もシャンティイでしているので、コースを熟知しているのは強みだね」と、一発を狙っている。
伏兵とはいえ、“地の利”があるだけに侮れない。