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DMM.comのクラブ馬主参入を考える
ネット事業を中心に手がける「(株)DMM.com」が、どうしてクラブ馬主への新規参入に踏み切ったのか。一見すると両者は全くの畑違いに見えるが、同社の主力事業のオンラインゲームがきっかけとなっていた。
野本取締役は「こういうことを考えたのは、3年くらい前。(競馬の)ゲームがはやっていて、課金する人がけっこういた。そういう感じでできたら楽しいんじゃないかな」と説明する。最大1万口のシステムなどへのファンの反響も大きく、「賛否両論で興味深かった。POGの延長線上で考えたら楽しい、という意見もあった」と好感触をつかんでいる様子だ。
募集口数が多いため、投資金額が少なくて済む一方、もちろん賞金額は多くない。これまでの一般的な一口馬主の規模が、ベターという考え方も理解できる。個々のファンが重視する点は、賞金やロマンなど人によって様々。安価で超良血馬の“オーナー”になれるという、ファンの選択肢が増えたことは間違いない。(坂本 達洋)