【安田記念】5連勝中グレーターロンドンが出走正式決定
大竹師「クリアしてくれた」
グレーターロンドン(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎)が安田記念・G1(6月4日、東京・芝1600メートル)に出走することが決まった。1日朝、管理する大竹調教師が発表した。
持病の爪の不安に加え、2週前にソエ(骨膜炎)を発症したこともあり、5月31日の最終追い切り後に出否を判断するとされていた。大竹調教師は「ソエが出て運動を4日間休み、タイトなスケジュールで負荷をかけることになり、そのダメージを心配していたが、クリアしてくれた。爪の不安はありますが、きのう(5月31日)の夜に出走することに決めました」と最終決断を下した経緯を説明した。
同馬は2015年10月の500万(東京)から5連勝中のディープインパクト産駒。蹄葉炎(ていようえん)のため同年秋から約1年間休養したが、復帰後4連勝してG1の舞台まで上り詰めた。
この中間は予定していたダービー卿チャレンジトロフィーを回避。3か月ぶりの実戦に向け、31日には初コンビの福永騎手を背に美浦のウッドチップコースで上々の動きを見せていた。「追い切り後は483キロ(前走時の馬体重472キロ)。470台後半で出られれば」と大竹調教師。この日は厩舎周りの運動で体調を整えた。