アポロケンタッキー狙い通りの会心V/日本テレビ盃
3番手でしめしめと思った
<日本テレビ盃>◇27日=船橋▽統一G2▽ダート1800メートル▽3歳上▽出走11頭
中央馬4頭中4番人気のアポロケンタッキーが直線のつばぜり合いを制した。
月の光も星のまたたきもない船橋の空にアポロ(太陽神)が光彩を放った。スタートから終始3番手。鞍上内田博も山内師も想定した通りの位置取り。「3番手が勝因」(内田博)、「3番手でしめしめと思った」(山内師)。見事に一致したコメントが思惑通りの展開-勝因を示していた。
直線を向くと前を行くモーニン、ケイティブレイブをいつでも捉えられる位置につけた。内田博は「前は捉えられると思っていた。差されたらしょうがないと思って追った」と振り返る。サウンドトゥルーが激しく迫ったが、ロスなく理想のポジションをキープできたことで、お釣りを残し、首差しのいだ。
これで11月3日大井のJBCクラシック(ダート2000メートル)の優先出走権を得た。馬の状態を見ながらになるが、10月9日盛岡の南部杯(統一G1、ダート1600メートル)も視野に入れつつ、JBCへ矛先を向ける。【今西和弘】