【神戸新聞杯】5馬身ぶっちぎり!菊へ向けベストアプローチ
以前に比べてパワーアップしている
菊花賞TR(3着まで優先出走権)G2「第65回神戸新聞杯」の追い切りが栗東トレセンで行われた。
ベストアプローチは雄大なフットワークで春とは違う雰囲気が漂っていた。ダービー9着後に休養。帰厩後はここを目標に乗り込まれた。この日の最終追いも3週続けて岩田が手綱を取り熱心な稽古を消化。CWコースでアレススピアー(3歳未勝利)と併せ、上がり重点に6F84秒6。9馬身追走から直線は内から楽な手応えで抜け出すと、ラスト1F11秒7と鋭い反応で僚馬を5馬身ちぎってフィニッシュ。抜群の行きっぷりに鞍上の頬も緩む。
「全体時計が速くなりすぎないよう、直線だけ伸ばした。以前に比べてパワーアップしているし、ひと追いごとに動きは良くなっていますね」
春はダービーが大目標。権利獲得へ弥生賞(4着)→青葉賞(2着)と輸送競馬が続き状態はギリギリだった。今回はしっかり馬体を立て直しての参戦。藤原英師は「成長を促して馬がしっかりしてきた。乗りやすい馬で心臓も強く、距離が延びるほどいい。長くいい脚を使えるので、ここも自分のペースで運べれば」と本番の菊花賞へ向け好勝負を期待した。