【神戸新聞杯展望】ダービー馬レイデオロがいよいよ始動
世代上位の力を見せてきたダンビュライト
ダービーを制覇し、世代の頂点に立ったレイデオロが始動する。夏場はノーザンファーム天栄で英気を養い、8月下旬に美浦に帰厩。ここまで順調に調整が進んでいる。秋は菊花賞へは向かわず、ここをステップにジャパンCへ。歴戦の古馬が待つ府中決戦の前に、V発進で弾みをつけたい。
皐月賞3着、ダービー6着と、世代上位の力を見せてきたダンビュライト。重賞未勝利の身だが、夏を越して馬体がグッと成長を遂げた。一番時計をマークした1週前リハも絶品。名手・武豊の手綱で優先出走権奪取といく。
キセキは条件戦を連勝。粗削りな面を残しながらも、2戦ともに直線一気で突き抜ける圧勝劇を披露した。毎日杯3着と既に資質の高さは示しており、大事に使われて本物になってきた。ダービー組にどこまで迫れるか注目だ。
サトノアーサーは、春の段階ではアルアイン、ペルシアンナイト以上の評価を受けていた逸材。ラスト1冠の有力候補に名乗りを上げたいところ。春は消化不良に終わったカデナも、父ディープインパクト譲りの切れ味で巻き返しに出る。