オークス馬スマイルトゥモローが小腸破裂で18歳で死す
この血統をこれからも大切に育てていきたい
2002年の第63回オークスに優勝したスマイルトゥモローが26日、北海道・新ひだか町の千代田牧場で小腸破裂のため死亡したことが同日、JRAから発表された。
父ホワイトマズル、母コクトビューティー(父サウスアトランテイツク)の同馬は2001年に福島競馬でデビューし、2戦目で勝ち上がると、翌年のフラワーCを制し、桜花賞は6着だったが、2冠目のオークスを吉田豊騎手の手綱で優勝。管理した美浦・勢司和浩厩舎の初G1制覇となった。
通算14戦4勝。うち重賞は2勝。2004年の中山牝馬S(7着)を最後に引退し、繁殖牝馬として千代田牧場にけい養され、今年はダイワメジャーの子を受胎していた。
千代田牧場・飯田正剛社長「ダイワメジャーの子を受胎し、喜んでいた矢先の出来事で、ただただ残念でなりません。オークスを優勝し、私にとって初のG1タイトルをプレゼントしてくれた一番の思い出深い生産馬でした。この血統をこれからも大切に育てていきたいと思います」