【2歳勝ち馬診断】今開催屈指の良血対決を制したスーパーフェザー
息の長い末脚を見せつけた
【スーパーフェザー(牡、栗東・友道康夫厩舎)、父ディープインパクト、母オーサムフェザー、馬トクPOG指名者数626人】
28日の京都5Rの2歳新馬(芝1800メートル、16頭立て)は、中団を追走した1番人気のスーパーフェザー(牡、栗東・友道康夫厩舎=ディープインパクト産駒)が、直線大外からメンバー最速3ハロン36秒2の末脚で伸び、初陣を飾った。勝ちタイムは1分50秒6(稍重馬場)。
Mデムーロは「まだ子どもだけど、調教よりも頑張っていた。距離は1800~2000メートルくらいがいい」とコメントした。
母は米ダートG1のBCジュベナイル、ガゼルSの勝ち馬。本馬は昨年のセレクトセール1歳で2億6000万円(税抜)で購買された。栗東CWコースの追い切りで2歳1勝馬(アドマイヤキング)に2週続けて先着し、万全の態勢を敷いてのデビューだった。
道中で3着馬(アドベントサンデー)がまくってきた時に、反応が遅れ加速にやや手間取ったが、坂を下ってスピードに乗ってからは一気に伸びて、息の長い末脚を見せつけた。
2着レッドヴェイロンは、リディル(重賞2勝)、クラレント(重賞6勝)、レッドアリオン(重賞2勝)、サトノルパン(重賞1勝)、レッドアヴァンセ(牝馬3冠7、7、5着)の半弟。2番人気に推されたプリメラビスタ(8着)は、G1・6勝ブエナビスタ、アドマイヤオーラ(重賞3勝)、アドマイヤジャパン(重賞1勝、皐月賞3着、菊花賞2着)、サングレアル(重賞1勝)、ジョワドヴィーヴル(阪神JF1着)、トーセンレーヴ(重賞1勝)の半妹。今開催屈指の注目の良血対決を制した形となった。次走以降で、良馬場での瞬時の反応も確認しておきたい。(大上 賢一郎)