【次回注目馬】前2頭のワンツーだった展開で流れ合わず
テオドールは準OP勝つ力ある
◆テオドール(9月16日、中山11R、レインボーS、芝2000メートル=6着)
1000メートル通過が63秒0、ラスト4ハロンが全て11秒台という上がりの競馬。逃げたゲッカコウが押し切り、4コーナー2番手のスズカビスタがそのまま2着に粘り込む、典型的な“行った行った”の決着だった。「思ったより流れが遅かったし、動くに動けないところに入ってしまった」と戸崎。他馬が壁になり、一度下げて外から進出する形になったのも響いたようだ。
上がり34秒4はゲッカコウの34秒2よりも遅い。スローペースに翻弄されたこともあるが、この馬自身が走り切っていないのも確かだろう。今回はうまくかみ合わなかっただけで、ノーカウントとしたい。現級2着がある実力馬。普通の流れでスムーズに力を発揮できれば、準オープンはすぐに勝ち上がれるはずだ。(椎名 竜大)