【阪神新馬戦】米名牝アゼリの子シルヴァンシャー、鋭い末脚でデビューV
Mデムーロは「強かったですね」と満面の笑み
池江厩舎が管理する良血馬2頭が、前日(9日)の新馬(阪神・芝1600メートル)を勝ち上がったビリーヴの息子ジャンダルム(父キトゥンズジョイ)に続き、10日の阪神5、6Rの新馬でデビューVを飾った。池江厩舎は8月27日(小倉)の新馬(バブリーバローズ)から新馬戦出走機会4連勝となった。
阪神5R(芝2000メートル)は、ディープインパクト産駒のシルヴァンシャーが単勝1.3倍の断然人気に応えた。出遅れて3馬身ほどのビハインド。スタンドはざわめいたが、慌てず最後方を折り合って追走した。3、4コーナーで先行4頭の直後まで進出。直線は大外を上がり最速34秒1で力強く伸び、最後は流して3/4馬身差をつけた。
母アゼリは米国産の名牝。両親合わせてG1・18勝の、超がつく良血牡馬をデビューVに導いたMデムーロは「強かったですね」と満面の笑み。「座り込んだタイミングでゲートが開いて出遅れましたが、逆に自分のペースでいけたし、最後はすごい脚を使ってくれました。能力があります」と絶賛した。