【若駒ピカイチ】ランスマン
芝のマイル路線で楽しみな素材
《戦評》スタートは速くなかったが、中団の外をスムーズに追走。3コーナー過ぎから追い出されると、先に抜け出した2着馬を頭差とらえてゴール。道中や直線入り口ではふわふわしていたが、エンジンがかかってからの伸びは光った。
《血統》父も母の父も現役時代は520キロを超えていた大型馬。この馬も550キロと目を引く巨体を受け継いだ。エピカリスやメイショウナルト、アデイインザライフと個性派が近親に並ぶ母系も優秀だ。距離には限界があり、中距離寄りのマイラーになりそう。ダート適性もある。
《将来性》巨体から繰り出す末脚は迫力満点。切れるというよりも持続力のある走りだ。父も母の父も早くから活躍して、さらに力をつけていったように、成長力にも富む。スピードに対応できるようになれば、芝のマイル路線で楽しみな素材だろう。