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新種牡馬はハイレベル!リーディングサイヤー争いの勢力図を塗り替えるか

5位ロードカナロア、7位オルフェーヴル

先週の札幌2歳Sは、新種牡馬オルフェーヴル産駒のロックディスタウン(牝2歳、美浦二ノ宮敬宇厩舎)が制した。取材の感触で、オルフェの子は晩成型が多いのでは!?とも感じていただけに、想像以上に早く結果が出ている印象だ。この後にも有力視される良血馬のデビューが続々と控えているだけに、まずは種牡馬として順調な滑り出しを決めたと言っていいだろう。

 先週末までの2歳馬リーディングサイヤーの獲得賞金額ベスト10には、5位ロードカナロア、7位オルフェーヴル、9位ヘニーヒューズ、10位ノヴェリストと、新種牡馬が名を連ねている。15位ストロングリターン、20位エイシンフラッシュなど、例年以上に勝ち上がりが目立っており、「今年の新種牡馬はレベルが高い」という声をよく耳にする。

 この夏、新種牡馬の産駒で私が最も印象に残ったのは、父ロードカナロアのトゥザフロンティア(牡2歳、栗東池江泰寿厩舎)だ。母に01年エリザベス女王杯の覇者トゥザヴィクトリーを持つ良血馬。新馬戦は直線で内にささる面を見せながらも快勝した。「初めての左回りで幼い面が出ましたが、いい教育になった。やはり能力は高いですね」と池江調教師は振り返っており、粗削りなだけに伸びしろも大きそうだ。

 今年のセレクトセールでもロードカナロア産駒は、億を超える額で取り引きされて話題になった。「こうして、種牡馬として評価していただけるのはうれしいですね」と現役時代に管理していた安田隆行調教師も、目尻を下げていた。同馬はサンデーサイレンスの血を持たないため、サンデー系の繁殖牝馬と交配が可能。キングカメハメハが体調不良で種付け制限を行っており、後継としての期待も大きい。

 近年、日本種牡馬界をけん引してきたディープインパクトキングカメハメハハーツクライダイワメジャーは、年齢が近く、馬産地でも次世代の台頭が望まれていた。今年の新種牡馬は、まだ産駒がデビューして間もないが、結果が出だしている現状は歓迎すべきだろう。前述した先輩種牡馬の期待の産駒も初陣を迎えるここからが、真価を問われることになりそうだ。

 私はオルフェーヴルロードカナロアを筆頭とする今年の新種牡馬には、かなりの可能性を感じている。将来的には、ここ数年、上位勢の顔ぶれに大きく変わりがなかったリーディングサイヤー争いの勢力図を塗り替えるに違いない-。秋には、その予感にも似た期待が、確信に変わるような活躍を望んでいる。(デイリースポーツ・大西修平)

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