菜七子、新潟12Rを逃げ切り今年9勝目
年間2ケタ勝利に王手
藤田菜七子騎手(20)=美浦・根本康広厩舎=は27日、新潟12Rで騎乗したラブターボで鮮やかな逃げ切り勝ち。6番人気を覆し、今年のJRA9勝目をマークした。
通算4回目の騎乗となるパートナーを好スタートでハナに導くと、直線でも余力は十分。最後は追いすがる2着馬グランアラミスに1馬身3/4差をつけて堂々と押し切った。この日の最終レースとあって、レース後のウィナーズサークルではファンに丁寧にサインをして回った菜七子騎手。年間10勝まであと1勝に迫り、「何回も乗せてもらっている馬なので、特徴は把握していました。他に行く馬がいなければハナに行こうと思っていたし、理想通りに運べました」と笑顔で振り返った。昨年の6勝と合わせてJRA通算では15勝。JRA女性騎手では牧原由貴子(34勝)、西原玲奈(17勝)に次ぐ数字となっている。
来週9月3日には小倉2歳S(フローラルシトラス)で自身4度目の重賞騎乗も控えている。着々と結果を残しつつある菜七子騎手から今後も目が離せない。