【新潟2歳S】3頭併せで意欲的調整ムスコローソ
圧倒した初戦からさらに良化!手塚調教師「何も不安ない」
◆新潟2歳S追い切り(23日・美浦トレセン)
第37回新潟2歳S・G3(27日、新潟)に出走するムスコローソは、美浦のWコースで3頭併せの意欲的な調整。5馬身差で圧倒した初戦からさらなる良化を印象づけた。
ムスコローソは美浦のWコースで3頭併せ。先頭のアルタイル(5歳オープン)を3馬身追いかけ、最後方のスターフィールド(2歳未勝利)を3馬身先導した。3頭の差が詰まった直線で真ん中から伸び、内のスターフィールドと併入し、外のアルタイルに半馬身先着。馬なりで6ハロン84秒0―12秒7をマークした。手塚調教師は「何も不安はない。厩舎に来た時から大人びて我が強かった馬だけれど、初戦を使う前よりも楽に動けるようになった」と良化を実感していた。
東京の1400メートル戦でデビュー勝ちし、今回は初のマイル。距離について指揮官は「マイナスになるとは思わない。スタートはあまり速くないので、中団くらいになると思う。関屋記念の時のような内が残る馬場だとどうかだが、(内外が)平等に伸びる馬場なら」と心配していなかった。
初コンビとなる大野は1週前追い切りで感触を確認済み。この日は併せたスターフィールドにまたがって動きを見守った。「良さそうでしたね。操縦性がいいですし、総合点が高い」と手応え。自身はJRA通算400勝まであと1勝。「いい形で重賞を迎えられたら」と楽しみにしていた。(石野 静香)