3連複formation全頭流し!

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大荒れの予感がプンプンする北九州記念

「小倉巧者」を狙い打ち

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 今週末8月20日に小倉で行なわれるGIII北九州記念(芝1200m)は3歳以上による重賞。ハンデ戦ということもあり、波乱が目立つレースで、2014年には8番人気→13番人気→17番人気の決着で3連単395万3810円という大波乱を記録した。2007年にも3連単150万円超えの大穴が飛び出しており、ひと筋縄ではいかないレースだ。

 ただ、過去10年の1番人気馬は1勝、2着2回、3着2回と50%の確率で馬券に絡んでおり、人気馬も完全に無視することはできないので、上位人気が予想される馬から見ていこう。

 キングハート(牡4歳/美浦星野忍厩舎)は前走のGIII函館スプリントS(6月18日・芝1200m)を4番人気で2着に好走しての参戦。今年に入って5戦し、2勝、2着2回、3着1回と安定している。2走前にOP鞍馬S(5月7日/京都・芝1200m)を勝利し、前走では初めて重賞での連対と勢いを感じる。ただ、このレースは前走が札幌・函館だった馬は過去8頭いて、4着が最高という厳しいデータが残っている。涼しい北海道から、暑い小倉への長時間輸送は馬にとってもダメージが大きいのだろう。2011年のテイエムオオタカも、前走の函館スプリントSでタイム差なしのクビ差2着に入ったが、北九州記念では4着に敗れている。

 キングハート自身は、小倉は3戦して1勝、2着2回の得意コース。血統も、父オレハマッテルゼはGI高松宮記念の、母の父マイネルラヴはGIスプリンターズSの、いずれもスプリントGIの勝ち馬だ。短距離重賞に相応しい血統馬と言えるが、先に触れたローテーションのジンクスは心配。馬体重や精神状態など、当日の馬の状態はパドックでチェックしたい。

 ダイアナヘイロー(牝4歳/栗東福島信晴厩舎)は500万下特別から3連勝中。前走は同コースの佐世保S(7月30日/小倉・芝1200m)を快勝した。同レースを勝った牝馬は2013年バーバラが3着、2014年のメイショウイザヨイが2着と、北九州記念に関しては縁起のいいデータが残っている。ハンデも53kgと軽いので期待できそうだ。

 2015年GIIセントウルSなど重賞2勝のアクティブミノル(牡5歳/栗東北出成人厩舎)はGIIIアイビスサマーダッシュ(7月30日/新潟・芝1000m)4着からの参戦。前々走のGIII CBC賞(7月2日/中京・芝1200m)も3着と、重賞で続けて好走している。小倉コースは初めてだが、ここ2走の安定ぶりからは軽視できない存在だ。

 ファインニードル(牡4歳/栗東高橋義忠厩舎)は前走の水無月S(6月17日/阪神・芝1200m)を1分07秒1の好タイムで勝利しての参戦。準オープン特別とはいえ、トップハンデの57.5kgを背負って3番手から抜け出した走りは、重賞でも勝ち負けできそうな力強さを感じさせた。小倉は初となるが、父アドマイヤムーンの産駒は小倉芝1200mでは過去約5年でサクラバクシンオーダイワメジャーに次ぐ19勝を挙げている得意なコースだ。今回は55kgの斤量で出走できるのも有利。有力馬の1頭として頭に入れておきたい。

ミッキーラブソング(牡6歳/栗東橋口慎介厩舎)はGIII阪急杯(2月26日/阪神・芝1400m)6着以来約6カ月ぶりの出走。重賞未勝利だが、昨年のGIII京都金杯3着など好走歴がある。小倉では2戦して1勝。1勝は2015年の佐世保S(芝1200m)で、後にGIII京阪杯を勝つネロを差し切って勝利している。敗れたのは同年の北九州記念で、スタートでダッシュがつかず、最後よく追い上げたものの5着に敗れている。小倉はそれ以来の2年ぶりとなるが、最近は以前に比べ、前々で競馬ができるようになっており、激走を期待したい。

 ラヴァーズポイント(牝7歳/栗東・高橋康之厩舎)はCBC賞7着からの参戦。7歳と高齢で今年に入ってからも15着、7着といいところがないが、小倉は全4勝中3勝を挙げている得意コースで、2012年のGIII小倉2歳Sでは3着に入っている。年明け4戦目だった昨年はCBC賞2着からの参戦で2番人気11着と敗れたが、今年は年明け3戦目で余力を残しての参戦。CBC賞は7着だが0秒4差で、最後までジワジワと伸びた内容は悪くなかった。昨年のCBC賞ではレッドファルクスの2着、セントウルSではビッグアーサーの3着と、GI馬とも互角の走りを見せており、重賞初制覇を成し遂げたいところだ。

 ラインスピリット(牡6歳/栗東松永昌博厩舎)はアイビスサマーダッシュ6着からの参戦。北九州記念は昨年12着と大きく敗れているが、その後、OPオパールS(京都・芝1200m)、OPルミエールオータムダッシュ(新潟・芝1000m)を勝って本格化を果たしている。兄にGIII新潟大賞典エアセレソン、伯父に日本ダービーウイニングチケットがいる良血だ。

 以上、人気どころと注目の穴馬を列記してみた。筆者は有力馬のなかではダイアナヘイロー、穴馬ではミッキーラブソング、ラヴァーズポイントが特に気になっている。

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