藤田菜七子が今年のJRA7勝目
3連単179万円超の大波乱を演出
藤田菜七子(美浦・根本=19)が6日、新潟競馬12Rをコパノディール(牝4・尾形)で勝利し、前日の新潟競馬2Rフローラルシトラス(牝2・武井)に続く連日の白星で、今年のJRA7勝目を挙げた。
レースは道中、後方で折り合いに専念。直線で大外に持ち出すと、右ステッキでパートナーを叱咤し、エンジン全開。先に抜け出したグランアラミス(せん5・粕谷)をゴール前できっちりとらえた。15頭中11番人気の相棒を勝利に導き、3連単179万円超の大波乱を演出した。
大歓声でファンに迎えられた菜七子は「前回も最後は脚を使ってくれていたんです。今日はスムーズに外に出すことができましたし、手応えに余裕もありました。しっかり走ってくれましたね」と笑顔で振り返った。
9日には二十歳の誕生日を控える菜七子。JRAでは10代最後となる騎乗を勝利で飾り、うれしい前祝となった。