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高配当狙いの中京記念。「中京なら オレの出番」と、この馬たちが言う

過去5回の1番人気馬は7着2回、10着3回

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今週末7月23日に中京競馬場で行なわれるGIII中京記念(芝1600m)は、3歳以上によるハンデ重賞。以前は2000mで行なわれており、1600mになったのは2012年からだが、過去5回の1番人気馬は7着2回、10着3回と、勝利どころか、一度も馬券にさえ絡んでいない。2014年の42万8240円を最高に、5年間の3連単平均配当は約27万5000円という、波乱必至のレースだ。昨年は3連単8万7790円と初めて10万円を下回ったが、1~3番人気馬はすべて4着以下と、人気馬の信頼度は低い。今回はこの中京記念について分析してみよう。

 人気を集めそうなのが、前走のOP米子S(6月18日/阪神・芝1600m)を1分31秒9のコースレコードで快勝したブラックムーン(牡5歳/栗東西浦勝一厩舎/父アドマイヤムーン)だろう。オープン特別は昨年11月のOPキャピタルS(2016年11月26日/東京・芝1600m)に続く2勝目だが、重賞では3戦して6着、9着、8着と好走歴はない。中京コースでは3歳時のフローラルウォーク賞(芝1600m)3着の1走だけ。それほど大きな強調材料はないが、米子Sの勝ちっぷりから、人気を集めるのは間違いないだろう。差し馬が台頭するケースが多いだけに、脚質的には問題ない。”人気馬は来ない”ジンクスをこの馬が破れるか。

 ダノンリバティ(牡5歳/栗東音無秀孝厩舎/父キングカメハメハ)は重賞勝ちこそないものの、3歳時のGIII毎日杯阪神・芝1800m)2着など、芝、ダートを問わず、これまで重賞では4度、2着に入っている。昨年のこのレースはスタートでダッシュがつかず、流れに乗れないまま5着に終わった。本来は好位3~4番手から競馬をする馬なので、スタートさえまともに出れば、好走は可能だろう。

 ある意味最大の注目馬と言えるのが2014年の日本ダービーワンアンドオンリー(牡6歳/栗東橋口慎介厩舎/父ハーツクライ)の参戦だ。芝2400m以上のイメージが強いが、初勝利は2歳9月の阪神・芝1600m戦で、他にも2着1回とマイル戦は連対を外していない。2014年9月のGII神戸新聞杯以来勝利がなく、トップハンデの58kgと条件もラクではないが、ダービー馬の復活があっても驚かない。

 中京コースの適性に重きを置くと、浮上してくるのがウインガニオン(牡5歳/栗東西園正都厩舎/父ステイゴールド)。中京コースでは1400mと1600mでそれぞれ1勝ずつを挙げ、2戦2勝という成績だ。全7勝のうち6勝が左回りというサウスポーで、同じく全7勝のうち6勝が4月末から8月の勝利と、暑い時期にも強い。重賞初出走だが、データ的には推したい馬だ。

 ムーンクレスト(牡5歳/栗東本田優厩舎)も中京で2勝を挙げている馬。いずれも1400mだが、他場では1600mで2勝、1800mでも1勝を挙げているように、距離には不安のない馬。中京の芝1600m戦(2015年、有松特別)で4着に敗れているが、4コーナー15番手から直線で大外を回り、1着馬からハナ+クビ+ハナのタイム差なしで、上がり3ハロンがメンバー中最速の33秒7。勝ちに等しい内容で、中京コースは得意と断定していいだろう。昨年のGIIスワンS(京都・芝1400m)では今年のGI安田記念を勝ったサトノアラジンから0秒4差の5着と好走していたように、重賞クラスでも通用する走りは見せていた。ハンデの55kgも他馬に比べて有利にはたらくだろう。

ピークトラム(牡6歳/栗東橋口慎介厩舎)は昨年の2着馬。中京芝1600mは2歳7月の未勝利戦で2歳コースレコードを出して快勝している。昨年はOP谷川岳S(新潟・芝1600m)を勝っての参戦だったが、今年は同レース(4月30日)8着からなので昨年ほどの勢いはないように見える。ただ、今年に入って4戦目(昨年は5戦目)と、多少余裕のある臨戦過程であるのは好感が持てる。父チチカステナンゴの産駒は中京・芝1600mで好成績を残しており、コース改修された2012年以降5勝、2着4回。勝率19.2%、連対率34.6%と高い数字を残している。チチカステナンゴ産駒の全条件の成績を見てもこの数字は目立っており、チチカステナンゴ産駒が最も得意とする条件と言っていい。このレースは2012年、13年連覇のフラガラッハ、2013年、14年と2年連続2着のミッキードリームと、前年の好走馬が続けて好走するケースも多い。注意しておきたい。

 昨年3着のケントオー(牡5歳/栗東・西橋豊治厩舎/父ダンスインザダーク)も出走予定。近走は勝ちきれないものの、前走のOP六甲S(3月26日/阪神・芝1600m)3着、3走前のOP洛陽S(2月11日/京都・芝1600m)3着と、芝1600mでは好走を見せている。昨年は4歳馬での参戦だったが、今年は5歳馬となっての参戦。このレースは4歳の勝利がなく、2着2回が最高成績。5歳が3勝、6歳が2勝と、キャリアの豊富さもポイントになっている。約4カ月ぶりの出走となるが、コース成績と馬齢を考えると軽視はできない。

 以上、人気上位が予想される有力馬と、コース適性が高い馬を取り上げた。筆者としては”荒れるレース”と見込んで、ムーンクレスト、ピークトラムあたりの激走に期待したい。

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