武士沢マルターズアポジーで節目300勝だ/七夕賞
トップハンデ57.5キロも心配無用
マルターズアポジーで逃げ切りを狙う武士沢騎手は、自身のJRA通算300勝もかかる。記録にリーチをかけたのも同馬の勝利。2月19日の小倉大賞典を逃げ切り、299勝目を挙げた。
それ以降は2着が5回と惜しくも記録達成はお預けとなってきた。先週の日曜福島7Rのシングンマイケルもゴール寸前で差されて頭差惜敗。「神様のくれた試練かもしれませんね」と苦笑いしながらも「記録のことは本当にあまり意識してません」と、あくまで相棒アポジーの力を引き出すことに専念する。「小回りコースは合う。とにかく自分の競馬ができるか。斤量がこたえる感じの馬ではないし、力まず自分のペースでいければ」。トップハンデ57.5キロも心配無用。持ち味のスピードを生かした積極策で、節目の勝利を引き寄せる。【高木一成】