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【CBC賞】シャイニングレイ差し切り勝ち 

かつてのクラシック候補がスプリント戦で復活した理由

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サマースプリントシリーズ第2戦のGIIICBC賞(2日=中京芝1200メートル)は、2番人気のシャイニングレイ(牡5・高野)が豪快な差し切り勝ち。2歳時のGIIホープフルSに続く、2つ目の重賞制覇を飾ったが、その舞台は以前とまるで違うスプリント戦。2年もの長い休養を経験したクラシック候補が、この距離で開花した理由とは?

 マークした上がり3ハロンの数字は出走馬最速の33秒2。抜けてくる瞬間の速さが他馬とは大きく違った。

「もともとがスピードの勝る馬。伸び上がるようなスタートになってしまって位置取りは後ろになったんですが、最後はすごい脚を使ってくれました」と興奮気味に語った北村友。そのレース内容が完璧だったのかと言えば、そんなことはなく、注文通りのレース運びをした2着セカンドテーブルと比較すれば、シャイニングレイのそれはかなり粗っぽく見えた。ハナ差の重賞勝利は大きく賞金加算ができたという意味で価値はあるが、このレースぶりでG1を狙えるのかどうか――そんな疑問も湧いてくる。

 だが、レースを終えた陣営の感触は逆だった。好位からあっさりと抜け出した前走の安土城Sよりも「内容は良かった」と高野調教師。その真意はこうだ。

「位置取りやレース展開などを考えず、あくまでエネルギーの使い方という意味で考えれば、前回よりも今回のほうがいい競馬。前半を力まずに走れたことが最後の爆発的な伸びにつながった。3コーナー過ぎで行きたがるような面を見せましたが、あそこまで我慢できたことが収穫なんです」

 2歳時には2000メートルのホープフルSを勝ち、クラシック候補と呼ばれた。フィジカルの面だけで言えば、純然たるスプリンターではないかもしれない。しかし、競走馬は肉体面のみで走るものではなく、レースにおける精神面も重要。シャイニングレイが短距離路線へとかじを切ったのも、これが理由だ。

「短い距離のほうがレースもしやすいし、ストレスを感じずに馬が走れる。例えば今回は穏やかな状態で馬場入りすることができましたが、それも短距離を使っていることが大きいようです」

 屈腱炎で2年もの長期休養を強いられた馬。これ以降の夏競馬参戦には否定的だったが、秋の大舞台への参戦には前向きな姿勢を見せた同師。もともとの能力は折り紙付きの馬。精神面が充実してレース運びがさらに良化するなら――。粗く見えた今回の勝利も、進化の過程と考えることができそうだ。

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