【ラジオN賞】クリアザトラック折り合いOK
課題クリアで視界もクリア
課題をきっちりとクリアして初タイトルを視界に捉えた。角居師が先々の出世を期待する大器クリアザトラックは28日、当初は栗東CWでの追い切りを予定していたものの、馬場悪化のため芝での併走追いに。先行させたラビットラン(3歳500万下)を直線半ばで内から抜き去り、最後は手綱を緩めたため併入となったが、ラスト11秒5(全体時計は5F71秒6)の好タイムを馬なりで叩き出した。
ここまで5戦、白星と黒星を繰り返しているが、負けた2戦はともに引っ掛かったのが敗因。最終リハでしっかりと折り合いをつけられたのは収穫だ。
「以前は指示に従わず走ろうとするところがありましたが、最近は言うことを聞けるようになっている。乗り代わりも大丈夫でしょう。この後は休ませるので、賞金を加算しておきたいですね」と角居師は勝ち負けをにらむ。ボレアス、マウントシャスタ、カミノタサハラを兄に持つ良血馬が、みちのくで重賞奪取を果たし、秋の飛躍につなげてみせる。