【マーメイドS】トーセンビクトリー、単走追いで加速11秒8
直線が長いより短い方がいいかも
トーセンビクトリーは朝一番の栗東・CWコースで単走追い。武豊を鞍上に内めから加速。僚馬3頭の併せ馬の直後で余力を残しながらも、6ハロン81秒0―11秒8の好時計をマークした。「めいっぱいではないが、けっこうやった。だいぶ内を回ったが、相変わらず攻め馬で動くね。状態はいいと思う」と武豊はうなずいた。
3月の中山牝馬Sで待望の重賞初制覇。続く阪神牝馬Sで6着に敗れたが、鞍上は外回りから内回りに替わることを歓迎する。「実績と合わないハンデ(56キロ)でびっくりしたけど、直線が長いより短い方がいいかも。道悪はある程度こなす。牝馬限定ならチャンスだと思う」。父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリーの良血馬がトップハンデを乗り越え、2つめのタイトルをつかむか。(橋本 樹理)