【ダービー馬体診断】ペルシアンナイト
【ペルシアンナイト=評価S】
ハービンジャー産駒は、首差しが太く腹回りが
ボテッと映る寸詰まりのタイプが多い印象。
筋肉量が多いためかハマった時は相当な
爆発力を秘めているが、トモ腰に甘さが残る
ため器用さを欠く。さらに言えば、コースに
よって得手不得手がハッキリしているタイプ
と言っていいだろう。
しかし、今年のクラシック戦線を沸かした
産駒は、牡牝に関わらずスカッと見せる
タイプが多く時計&上がり勝負で好結果を
残しているのは心強い限りだ。
当馬も筋肉量はあるが、比較的首差しから
胴のラインに伸びを感じさせるシルエット。
皐月賞に比べると全体的にふっくらと
見せつつうっすらとあばらを見せており、
筋肉や皮膚の質感は絶妙だ。
1週前追い切り前の撮影のためさらに
トモがパンと張ってくる可能性は高く、
トモのボリューム感も前走以上だ。
前走後の回復が遅いというコメントは
あったものの、1週前追いの内容と
この馬体を見る限りは全く問題なし。
今年はここが4走目となるローテだが、
文句なしの態勢だ。
(馬サブロー栗東・吉田順一)